それほど手先が器用なわけではないですが、生活に寄り添う、こまごまとしたものを手作りするのが好きです。
最後は、出番待ちの何か。
ワイヤーで何か作ろうと思い立ってはみたものの、インターネットで出てくる画像の物真似では面白くないので、とりあえず三つ編みのひもを編んでみました。あとは気の向くまま、何のメタファーもねじ込むことなく、鼻歌まじりに手を動かして、できあがったのがこちら。
極細のテグスを結びつけて、見慣れた日常の風景にふわり浮かばせてみるか、はたまた、隙間にいくつか、霧吹きだけで育てることのできる小さなエアプランツをはさみ込んでみるか。
枝分かれした道を前にして、旅人は胸をはずませています。