2018年2月9日

詩集と小説の進捗

初夏に出版予定の詩集の原稿が、12月の末、なんとか無事に手を離れました。ひきつづき細かい語句の直しはありそうですが、とりあえずほっと一安心。
表紙については、いずれまたきちんと書きたいと思っていますが、いまはまだ不確定要素が多く、どこまで理想を実現できるか、頭のやわらかさを試される、がっぷりよつの取り組みが待っていそう。

そして年が明けて最初の新月、中断したままの小説をふたたび書き始めました。ぼんやりとですが、それなりに長いものになりそうな気配で、当然ながら、自分の中でのあらたな試みと、こけおどしでない何かしらの新機軸がないと話にならないので、これもまた一筋縄ではいかなさそう。すでに総力戦の様相を呈し、人との交わりを絶った修験道の生活に入りつつありますが、望むところです。にじり寄りの日々が形になるのは、さていつになることやら。

昨年には素敵な出会いもあり、10時間ほどかけて、ヒノキで作品台を作りました。

佐野藍さんの『image combing - 砂浜2』、大理石と格闘を始めたばかりの、2014年作、出立のメルクマールともいえる記念碑的な作品です。空想の枝葉を育む、静謐なたたずまいに一目惚れしたのでした。

材料は秋に帰省したおり、木工関係の父からゆずり受けたもの。木目を生かせるよう、一応リバーシブル仕様に。(400×100×10ミリ)


この護符をそばに、今後詩や物語を綴っていきます。