2017年4月21日

第2詩集の脱稿、秋の講座のお知らせ

1月下旬から取り組んでいた第2詩集用の原稿が、なんとか無事に脱稿した。おそらく書き上げた30篇のうち、ふるいにかけられて日の目を見ないものがいくつかあるはずなので、まだ完成とはいえないが、ひとまずほっとしている。
形になるのは早くて来年、これからしばらく土に寝かせ、徹底的に骨洗いをし、ふたたび肉付けをして形をこさえ、あれこれ順番を並び替えて、丁寧にやすりがけをしていく。
具体的な内容はまだ秘密だが、第1詩集で身につけた手技を捨て、海辺の土地に根ざした、物語詩の探求を目指した。まだまだ書ける気もするが、ひとまずは手綱を放して、しばらく骨休めの旅に出る。

あと、ありがたいことに詩人の大西隆志さんよりご依頼をいただき、11月にふるさとの姫路で、2時間ほどの講演をすることになった。講演というよりも、文学講座といったほうが近いかもしれないが。
せっかくなので、同郷の車谷長吉をからめて、何かお話しさせてもらおうかと考えている。もう十年以上前になるが、一時期よく読んでいた、反時代的毒虫を自称する、一筋縄ではいかない私小説作家だ。とりあえず20冊ほど著作を注文したので、あとは徹底的に読み込んでいくばかり。

日程は、117日(火)1900~ 「姫路市民会館第1教室(5階)」
連続講座 茶座「いま・はりま」 主催 姫路地方文化団体連合協議会