1月31日発売の『ふらんす堂通信151号』に、小野十三郎賞の受賞の言葉と、書き下ろしの詩と、特別寄稿エッセーが掲載されました。
言霊(ことだま)というのは、恐ろしくも不思議なものだと、あらためて思い知らされます。肝に銘じなくては。かといって、だんまりの貝になっていても何も始まらないので、手製のスピーカーで、もしもし、ここにいますよと、福の神に声かけをしなくては。
いま現在、めずらしく集中的に詩を書いています。昨年末に空っぽになってしまった物語のダムの、底にたまった堆砂(たいしゃ)に手を突っ込んで、片っ端からきらめく砂金を拾い集めていくという、なかなか根気のいる、気の遠くなる作業です。来年中に、第2詩集としてかたちにできればと考えていますが、執筆中の詩を1つぐらいなら掲載してもいいよという、詩誌、冊子、媒体等がありましたら、「問い合わせ窓口」より、気軽にお声かけください。
また、現在発売中の、Kindle書籍の紙媒体への転載、および出版化、絵本化、シナリオの映像化も、引き続きお待ちしております。たとえば長編小説『湖上の回廊』などは、冷静に見て、売り上げこそ大きく見込めないものの、純文学の領域で、なかなか面白い勝負ができると、個人的には思っているのですが。「Kindle Unlimited(キンドル・アンリミテッド)」に登録していれば、すべての電子書籍が無料で読むことが可能ですので、ご参考までに。
最後に、『ふらんす堂通信』のエッセーに、ちょっとした誤字がありましたので訂正を。
誤 評論集『孤独と迷宮』
正 評論集『孤独の迷宮』
以下の画像は、エッセー内に登場する、ほとんど守り神と化した一円札。長いあいだ、財布の中で「おしくらまんじゅう」され続け、くたびれたので、つい最近ラミネート加工して、えっへん化粧直し。