2024年12月27日

幻冬舎ルネッサンス新人賞

長編小説『泣き男とスマイルバード』が、第5回幻冬舎ルネッサンス新人賞の候補になりました。

すでにアマゾンキンドルの電子書籍として販売している本書ですが、問い合わせの結果、応募が可能ということで最終選考まで進み、つぼみの結末を迎えました。

原稿用紙にして800枚という長編を、それもかなりの体力が必要なヘビーストーリーを、ていねいに読んでいただけたことに感謝するばかりです。

というわけで、すべての権利はいまだ著者にありますので、ためしに読んでみたいなという出版関係者のかたがおられましたら、画面右の「問い合わせ窓口」より、ご連絡いただけると幸いです。(おもてに出していない長編小説が複数本、とある小説賞の最終候補作品が1本、現在手元にありますので)

なお、以下のアマゾンキンドルの販売ページでも、本作品を読むことが可能です。

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『泣き男とスマイルバード』あらすじ

目羅創生は出所してからの六年半、死体の後始末を扱う東京の清掃会社で働いている。彼には三億を上まわる貯蓄があるが、それは清掃業務に対して支払われた報酬ではない。
ある冬の夜、彼のもとに一本の電話がかかってくる。中学時代の同級生だと名乗るその女、間壁くるみは、創生が起こした殺人事件の「架空の共犯者」について、また一人息子の大玄について、にわかには信じがたい話を切り出してくる―。

【原稿用紙換算800枚 約28万6千字】

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07WK1G5XS/



https://www.amazon.co.jp/gp/product/B09B6LZKW2/



2024年12月1日

柳波賞

童謡詩「あくび」が、第26回柳波賞の優秀賞を受賞しました。

主催は群馬県の沼田市、明治生まれの童謡作詞家、林柳波(はやし りゅうは)の功績をたたえ、その業績を永く顕彰するため、本賞が制定されたそうです。

「うみはひろいな、おおきいな」「おうまのおやこは、なかよしこよし」と聞けば、ああ、あの人かと、おなじみの旋律とともに、ほの甘い幼少の記憶が呼び起こされるかもしれません。


時を前後して、10月中旬。
昨秋から続く、パレスチナ・ガザ地区へ向けての大規模な砲撃によって、人智を凝らしたその特殊な爆弾で、少なくとも4000人の子供たちの手足が失われた事実が、毎日新聞・電子版で報じられました。
今後もその数は増えつづけ、痛み、苦しみ、憎しみ、哀しみを、生涯にわたって強制的に、無辜の子供たちが背負うことになるでしょう。

詩は、言葉は、あまりに弱く、爆弾一つ迎撃できませんが、あるいは白いガーゼとなって、ほんのいっとき、傷の痛みを忘れさせてくれるのかもしれません。
残念ながら、私の言葉はいまだ遠く手渡せませんが、ささやかな始まりの思いとして、地球の裏の小さな楯として、賞金の一部を、ユニセフの「ガザ人道危機 緊急募金」に寄付したいと思います。

表明は必要ないのかもしれませんが、知られることのほうがよほど大切なので。


「ガザ人道危機 緊急募金」 https://www.unicef.or.jp/kinkyu/gaza/