作業机のまわりに、名前のさだかでない怪しげなものを、いろいろと寄り添わせています。
ときにそれは、小さな源泉として、インスピレーションのささやかな産声を聞かせてくれたりもします。
その中から、一品。
購入のさいにまず思い描いたのは、庭先に咲き群れる野花を一輪、ちょこんとくぼみに浮かべる、小さなハス池のようなイメージでした。でも実際に試してみると、どうもしっくりこない。カーテンごしに望める自然のままのいでたちのほうが、よっぽどいい。
というわけで、いまは「旅のしおり」を乗せた小舟として、奄美の風を気まぐれに運んでくれています。